お酒の話し vol.7 「ジンって?」

■ ジン(Gin)

ジンは、大麦・ライ麦・ジャガイモなどを原料とした蒸留酒で、ジュニパーベリー(Juniper berry=ねずの実)などの香り付けがなされているのが特徴。
ジュニパーベリーは、ヒノキ科セイヨウネズの果実で、学名は「Juniperus communis」。

歴史的には、1660年にオランダのライデン大学の医学部教授「フランシスクス・シルヴィウス」が、ジュニパーベリーをアルコールに漬けて蒸溜し作った「ジュニエーヴェル・ワイン」 がその起源で、普通に飲んでも美味しかったので一般化したようです。
その後、オランダ国内で流行し「ジュネバ」となり、1689年、オランダの貴族であったオレンジ公ウイリアム(ウィリアム3世)がイングランド国王となり、この酒もイギリスに渡り「ジン」と呼ばれるようになりました。

19世紀半ばに、連続式蒸留器が発明されると、度数の高いスピリッツが蒸留できるようになりました。
現在、ジンの主流となっているドライ・ジンの製法は連続式蒸留器でアルコール度数95度以上のグレーン・スピリッツを造り、そこにジュニパーベリーなど植物性成分を加え、もう一度単式蒸留器で蒸留して、成分の香りを溶けこませます。※ここがミソで副材料を加えてしまうとリキュールになります。

現在では、生産される地域やその製法によって数種類に分類されます。

・「ジュネヴァ・ジン」単式蒸留器で数回蒸留しジュニパー・ベリーで香りづけするオランダ産。

・「ドライ・ジン」香りが控えめで切れ味がよいカクテルベース向きのイギリス産。

・「シュタインヘイガー」生のジュニパーベリーを発酵して作られる穏やかな味のドイツ産。

・「オールド・トム・ジン」ドライ・ジンが作られる以前からある砂糖を加えたジン。

ちなみに植物性成分としては、ジュニパー・ベリーのほかに、コリアンダー・シーズ、キャラウエイ・シーズ、シナモン、アンジェリカ、オレンジやレモンの果皮、その他各種の薬草、香草類が使われているものもあるようです。

ジンを使ったカクテルとしては、通称カクテルの王様と言われる超有名な「マティーニ」をはじめ、ジン・トニック、ジン・フィズ、ジン・ライム…。
ブルームーンなんてのもあります。

有名な銘柄としては…。

ドライ・ジン
 ビーフィーター(40度、47度)
 ボンベイ・サファイア(47度)
 タンカレー(47.3度)
 ギルビー(37.5度、47.5度)
 
オランダ・ジン
 ボルス・ジュネヴァ(37.5度)

ドイツ・ジン
 シュリヒテ・シュタインヘーガー(38度)

タンカレー No.10 ジン 750ml 47.3度ボンベイ サファイア ジンシュリヒテ シュタインヘーガー 700ml 38度
左から…。
ビーフィーター ジン 750ml 47度
タンカレー No.10 ジン 750ml 47.3度
ボンベイ サファイア ジン 750ml 47度
シュリヒテ シュタインヘーガー 700ml 38度


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