夕張カレーそば

最近の風潮と言いますか、流行とでも言いますか、B級グルメがあります。
地域活性化の観点から新しく創作されるものも多いですね。

これがイマイチ好きになれないものがあります。
個人的な基準として、まず歴史の無いモノを言い張るタイプは×です。
新たに創りあげた物でも、既成感のあるモノは×だと思います。

逆に考えると、この「夕張カレーそば」のように、既成感のあるモノでも歴史があれば地域の食べ物として〇だと思います。
若き鈴木市長の夕張通信という記事を引用させていただきましょう。

「夕張カレーそば」というのを知っていますか。カレー味の熱々のつゆに、豚ばら肉と玉ねぎがたっぷり入ったおそばです。濃厚でスパイシーなつゆとそばの相性が絶妙で、夕張のソウルフードになっています。

誕生は炭鉱で栄えた頃にさかのぼります。粉じんで真っ黒になりながら坑内で作業した炭鉱マンたちは、たくさん汗をかきます。そのため、濃いめの味付けを好み、食欲が落ちたときでも、カレーの辛さにそそられてかき込むことができます。明日への元気を養ったのが、このカレーそばだったそうです。

炭鉱マンたちの要望に応えて辛さや量などが改良され、「夕張カレーそば」の原型ができました。私も東京都から派遣されていた時、人気店だった「藤の家」で食べ、すっかりはまってしまいました。寒い日になると特に、食べたくなります。

「藤の家」はすでに閉店してしまいましたが、夕張の味を受け継ごうと今年春、市内の7店が「夕張カレーそば協議会」を設立しました。「スープのとろみ」など七か条のルールを作り、こだわりの味を守っています。メンバーの店には、黄色いのぼりが立っています。これから紅葉シーズン。ドライブで夕張に来た時には、のぼりを頼りに立ち寄ってみてはいかがでしょう。

メンバーの夢は、B級グルメの祭典「B―1グランプリ」への参戦だそうです。まずは手始めに、札幌市の大通公園で開催されている「さっぽろオータムフェスト2012」に27日から登場します。異例の残暑も落ち着いてきました。夕張のソウルフードを味わってみませんか。(2012年9月26日 読売新聞)


ついでに夕張市の年表。

1874年 北海道開拓使雇ベンジャミン・スミス・ライマン探検隊が夕張川の上流に炭層の存在を推定。
1888年 北海道庁の技師、坂市太郎がシホロカベツ川上流にて大炭層の露頭(「夕張の石炭大露頭」)を発見。
1890年 登川村を設置、村界告示され岩見沢村戸長役場の管轄となる。開拓者らの入植を開始。
1892年 夕張炭山の採炭開始、北海道炭礦鉄道 追分-夕張間開業(現在の石勝線)。
1893年 角田村(現在の栗山町)・長沼村とともに、由仁村に併合される。
1897年 由仁村戸長役場より分離、登川村戸長役場として独立。
1906年 二級町村制が施行される。
1907年 大夕張炭鉱会社が設立。
1912年 大夕張炭鉱会社を三菱合資会社が買収。12月23日、登川村の夕張炭鉱で爆発。死者213名。
1913年 夕張炭鉱で火災。死者53名。
1918年 登川村を夕張町と改める。
1919年 一級町村制施行。
1920年 第一回国勢調査、夕張町人口51,064人。
1943年 市制施行、夕張市となる。
1960年 第九回国勢調査にて最多人口116,908人を記録。
1975年 北海道炭礦汽船夕張鉄道線廃止。
1983年 石炭の歴史村全村オープン。
1985年 三菱南大夕張炭鉱ガス爆発事故(死者62名)
1987年 三菱石炭鉱業大夕張鉄道線廃止。

2007年3月6日 深刻な財政難から、財政再建団体となり、事実上の財政破綻となる。
2011年4月24日 市長に鈴木直道が就任。
@Wikipediaより抜粋

さて、普段から下調べなどしない旅が多いのですが、もちろん現地で「食べログ」なんかも見ません。
まずは観光マップなどを置いてありそうな場所へ行ってみる、超アナログな旅を楽しみます。



この観光案内センターのすぐ横が夕張屋台村で、外にはカレーの良い香りが漂っていました。
そこに夕張はカレーそばが…なんて情報を得るとメニューは決定。

さてお店はどこにしようか?ということなんですけど、ここは勘です。
たどり着いたのが、この吉野家さん。
さっき調べると、創業はなんと昭和4年(1929)、夕張で最も古くから営業するそば店だそうです。

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店内にも置いたあった、カレーそばのお店一覧。

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これが「夕張カレーそば」です。

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そばを食べた後にライスをぶっ込んで食べるのが正統派のようですが…。
とにかく「トロミ+熱さ」なので火傷には十分ご留意ください。

それにしても、街のあちらこちらに淋しさがあります。
若き市長のさらなる今後の手腕に期待しています。

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