石北本線 vol.3  ~上川駅・上白滝駅~

上川町の先には飲食店どころかコンビニもしばらくありません。
セブンイレブンやローソンが無くても、道内では最多の店舗数を誇るセイコーマートだけはある地域がありますが、そのセイコーマートですら上川の次は丸瀬布までありません。

ちなみに2011年(平成23年)6月現在のデータですが、セイコーマートがない地方自治体は、比布町・月形町・赤平市・真狩村・乙部町。さらにコンビニ自体が存在しないのは、占冠村・初山別村・幌加内町・浦臼町・神恵内村とのことです。(セイコーマートの店舗検索で調べてみると、初山別村と浦臼町にはありました。ついでに旭川は45店舗でした)




さて、上川を出た列車は上越信号所を過ぎ、全長4,356メートルの「石北トンネル」を通過します。
石北線最大の難所として、測量から10年の歳月をかけ、昭和7年(1932)に完成した当時の道内最長・最高所のトンネルです。このトンネルの完成をもって石北線が全線開通しました。

今回は、俗に言う「白滝シリーズ」のお話です。

何故シリーズなのかと言うと、白滝村には「奥白滝駅」「上白滝駅」「白滝駅」「旧白滝駅」「下白滝駅」と5つの駅が存在している(た)からです。
「奥白滝駅」は廃駅になりましたが、現在でも4つの「白滝」が付く駅が営業中です。

まずは5つの駅の略歴を時系列にまとめてみました。

昭和4年(1929)8月12日  白滝駅・下白滝駅 国有鉄道の駅として開業。
昭和7年(1932)10月1日  奥白滝駅・上白滝駅 国有鉄道の駅として開業。
昭和22年(1947)2月11日  旧白滝駅 国有鉄道の仮乗降場として開業。
昭和58年(1983)1月10日  奥白滝駅・上白滝駅・下白滝駅 無人化。
昭和62年(1987)4月1日  旧白滝仮乗降場が旧白滝駅に昇格。
平成元年(1989)  白滝駅 駅舎改築。
平成4年(1992)4月1日  白滝駅 簡易委託廃止、完全無人化。
平成13年(2001)7月1日  奥白滝駅 信号場として運用開始。



上川駅の次の駅は上白滝駅です。

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この駅の最大の特徴は、下りの普通列車が朝に一本、上りは夕方に一本しか停車しない日本唯一の駅ということです。

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「鉄道の旅」にとっては、ダイヤのやりくりもしようがありません。
どうしても列車で上白滝駅に降り立ちたいのなら、その後夕方まで時間をつぶすか、隣の白滝駅まで3.3㎞歩くという作戦もあります。
白滝駅からは選択肢が広がります。

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昭和7年の開業以来、この古い木造の駅舎はずっとこの場所にあります。
90年以上の築年数というだけでも頭が下がります。
駅舎の内部も改築や補修はしているとは思いますが、とても清潔感があります。

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歴史を感じるベンチ。
座ってみるの忘れた。。。

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ノートにも書いてあるけど、なぜ濡れた痕跡が?
こういうものは大切にしてほしいな。悲しくなる。
今まで書いたことないけど、次からは書こうと思う。

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無人駅なのでホームへは勝手に入れるのだけど、入場券って要らないんだっけ?
駅員さんが居るころに戻って、硬券の入場切符買いたいな。

こちらは上川方面です。
秘境感は無いと思いますが…。

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こちらは遠軽方面。良いお天気でした。
右の写真に写っているのは、懐かしのポットン式の外便所。

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歴史ある駅舎が現役でそこにある。
何も言わないけれど、何かを伝えてくれる。

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きっと、過去と現在が交錯したような錯覚を憶えることでしょう。

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旭川紋別自動車道を上手に活用し、子供を一駅とかのミニミニトリップ体験をさせてあげることも出来そうです。そろそろ夏休みも終わりですが、いかがでしょう。
乗車率が上がれば駅の存続につながるかもしれません。

Google マップのストリートビューでも駅舎が見えます。
※地図を埋め込みにすると、強引に地図に引っ張られるのでリンクにしました。


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COMMENT 4

あず  2013, 08. 28 [Wed] 00:06

■ チョコ 様

旅っていろいろな切り口があると思います。
何でも詰め込めば良いのではなくって、気持ちの良い盛り加減があるのだろうと…。

増毛については、後日書く予定があります。
秋田藩の時代が中心になります。

「海の祭礼」を読んでみたくなりました。知ることができて嬉しいです。


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チョコ  2013, 08. 26 [Mon] 16:15

あず様
地元の方ならではのオススメを伺いますます楽しみになりました。
増毛というところは吉村昭著「海の祭礼」を読んだとき、江戸時代の松前から増毛、宗谷へ至る地域の警備事情や交通交易、厳寒期の様子などが描かれていたのが印象に残っています。
今度北海道へ行ける機会がいつになるかわかりませんが、それまではテレビや本やネットで風景を楽しみ、知識や理解を深めてゆきたく、こちらのブログへも通わせていただきます。
カテゴリーに従って風景や植物の写真沢山拝見しています。

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あず  2013, 08. 24 [Sat] 01:30

■ チョコ 様

旭川宿泊だとしてですけど…。

旭川駅は函館本線・宗谷本線・石北本線・富良野線の発着駅です。
4つの路線と言うのは全国的にも少ないのですが、どちらの方面へも列車の旅が手軽に楽しめます。

留萌本線は深川-増毛間ですが、旭川-増毛間の直通列車があるなんて、あまり知られていません。

もしレンタカー併用ですと、深川から留萌本線全線制覇の旅なんてのはいかがでしょう。(深川駅駅前には無料駐車場がありますし、歴史ある駅舎も多いです)

たとえば…。

4925Dで深川11:08発、留萌12:04着。
5921Dで留萌12:19発、増毛12:45着です。

留萌で駅弁を買い日本海沿いを進む列車で味わうのも良し、増毛で海鮮ものを食べるのもまた良し。
しばし増毛観光(観光名所は駅から徒歩圏内です)、日本最北の酒蔵である国稀酒造や、歴史的建造物を巡ったり、映画「駅STATION」の足跡を訪ねたり…。

帰りは、4932Dで増毛15:38発、深川には17:13着です。

旭川は流通の拠点でもあるので、新鮮な山の幸・海の幸が集まります。
旭川に着くころにはお腹も空くことでしょうから、何を食べようか悩んでみてはいかがでしょう。


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チョコ  2013, 08. 21 [Wed] 23:33

こんばんは。
自然の中に昔からの木造の駅舎がぽつんとあり、駅の周りには建造物が何も見えない、このような風景がまだ北海道にはあるのですね。私は又北海道へ行ける機会があったらこの写真のようなところを歩いて見たいです。電車が上り下り1本ずつだと、ちょっと降りて歩いてみるというのは無理でしょうか。前回行ったときはレンタカーで移動し、便利でもありましたが、このような所を電車で行ってみたいです。先日留萌本線に乗っていく旅番組を見たときも心惹かれました。
最近の記事を拝見するうちに地図がないとだめだと思い買ってきました。

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