渚滑線 ~濁川駅・北見滝ノ上駅~

濁川駅は、1924年(大正13年)10月21日に開業しました。
1935年(昭和10年)~ 1959年(昭和34年)までは、濁川駅付近まで渚滑森林鉄道が敷設され、貨物(木材)の取り扱いが活発だったそうです。

渚滑(濁川)森林鉄道は、1935年(昭和10年)に本流線(60km)とオシラ線(45km)が開業。1959年(昭和34年)に両線が廃止されます。
濁川駅付近の貯木場を起点とし、渚滑川の本流を辿っていたのが本流線、同川の支流オシラネップ川を辿っていたのがオシラ線とのことです。

貨物列車用の広大な貯木場の一部は駅舎の左側に見えるようにパークゴルフ場になっていました。駅舎はその休憩所などに利用されているそうです。駅前には商業施設の痕跡と言っては失礼ですが、無くは無い感じ。

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道の駅「香りの里たきのうえ」で、鹿の角を買いそびれ?…。

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さて、北見滝ノ上駅の略歴です。
1923年(大正12年)11月5日 国鉄渚滑線渚滑駅開通に伴い開業。
1985年(昭和60年)4月1日 渚滑線の廃線に伴い廃止。

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白滝にも滝ノ上や滝ノ下があるように、全道(全国)にも滝の上や下や西や東や奥があることと思います。ただ鉄道の駅名としては、夕張線(現 石勝線)に1897年(明治30年)に北海道炭礦鉄道とし開業し、1906年(明治39年)には国有鉄道に移管した滝ノ上駅が既に存在していたので、北見を頭につけて北見滝ノ上駅になったのでしょうか。

ちなみにタキノウエですが、鉄道は「滝ノ上」ですが、1918年(大正7年)4月に渚滑村から分村したのは「滝上村」。その後も学校はじめ公共的なものはすべて滝上です。
滝上町のホームページに、かなり詳しい 「町のあゆみ」 がありますが、1990年(平成2年)5月の北見滝ノ上駅舎記念館オープン以外に「滝ノ上」の表示はありません。個人的には「滝ノ上」の記憶が強いのですが…。

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さて、旧駅構内は「北見滝ノ上駅舎記念館」として整備され、駅舎は少し南側に移設されたそうですが、駅舎裏の風情はそれなりに再現されていました。

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舎外には濁川駅常備の貨車移動機がありました。森林鉄道の貨車を動かしていたのでしょうか。たぶん本物の標識など時の流れを感じるものがありました。

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廃止時点は単式ホーム1面1線の駅で、渚滑線の終着駅。旧貨物側線や転車台(ターンテーブル)が残存する車庫線もあったそうです。滝ノ上駅と濁川駅は兄弟のように木材の駅でもあったようなイメージですが、現時点では資料不足で詳しくは判りません。

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駅舎内には当時の時刻表・駅名標・行先票・乗車券などの渚滑関連の資料が展示されているそうですが、訪問時は入れませんでした。

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雪の中で原木が運ばれて貨車に積まれ、蒸気機関車は渚滑を目指し紋別へ、あるいは名寄さらに旭川へと煙を吐いて運んだことでしょう。そんな時代もすべて消え去ったかのような静けさの中、滝上を後にしました。

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