曇天の黄金岬

夕日がきれいな留萌の黄金岬に立ち寄りました。

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こんな風景が今でも健在です。
旭川の小学校では小4で「海の学習」なんてのがありまして、その他にも家族で毎年のように留萌(るもい)や臼谷(うすや)の海水浴場に行ったことでしょう。
この黄金岬は、カニ釣りの名所でカップルや家族連れで楽しんだ方も多いのでは?

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昔は番線(針金の太いやつ)の先にイカの足(イカゲソ)を付けたのがカニ釣りのエサでした。写真をよく見ると今は普通の針金のようですね。
岩の下でヒラヒラするとカニが出てきて、上手くやるとカニが釣れます。ま、落ちてる番線にそこら辺の貝をつぶして付ければエサなんか買わなくても楽しめます。(内緒…)

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ちなみに、黄金岬の由来ですけど、留萌市ホームページには…。

黄金岬海浜公園
 日本海に沈む夕陽は絶景であり、「日本の夕陽百選」に選ばれています。
 小さな磯ガニが生息しており、夏には海の家で販売しているイカゲソで磯ガニ釣りも楽しめます。
 冬には珍しい「けあらし」を見ることができます。

しかし、NPO法人留萌観光協会には…。

 かつてニシンの見張り台でもあった岬は、夕陽に映し出された群来(ニシンの群)がきらきらと
 黄金色に輝きながら岸をめがけて押し寄せたことから「黄金岬」と呼ばれるようになりました。

キラキラと光る映像が浮かぶような素晴らしいイメージですが、留萌観光協会にはダメ出しをしなくてはいけません。ニシン=金になる=黄金というのなら分からなくもないけれど、「黄金色に輝きながら岸をめがけて押し寄せた」これはまったくいただけません。

魚は生き残る策として天敵に見つけられにくいように進化しています。つまり空からは鳥に見つかりにくいように背中は黒く、また海中の捕食魚からは腹を銀色にすることで、空や海面に紛れるようになったのです。

「鰊曇り」という言葉がありますが、ご存知でしょうか。
また、「群来(くき)」という言葉は、ご存知でしょうか。

群来とは産卵期を迎えたニシンが、大群で浅瀬に押し寄せて産卵し、オスの放精により海が乳白色に染まる現象のことを言います。その群来がやって来るのがいつなのかですが、多くは気温が高くなった曇天の日の夜半が多いとされています。これが俗に言う「ニシン曇り」で、それぞれの地域により風向きも影響するほど、とても繊細な環境がととのはなくてはニシンは岸に寄らないのです。

春まだ早いそんな鰊曇りの日に漁夫たちは船に乗り込み、炉の火で体を温めつつ徹夜で群来を待ったのです。季節は違うけれど、こんな曇天の日はニシンが来るかと期待したのかもしれませんね。

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COMMENT 2

あず  2013, 09. 18 [Wed] 22:02

■ 山崎かずみ 様

ありがとうございます。
旭川には醤油がいろいろありますけど…。

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山崎かずみ  2013, 09. 18 [Wed] 12:03

いいお話で、

素敵なブログですね。

m(__)m

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