一粒の実

晩秋の頃か、あるいは雪の降る頃だったのか、ある日一羽の鳥とともに私はこの地へやってきた。
何が目的だったのか、そんなことは分からない。

しかし、一羽の鳥とともに確かに私はここに来たのだと思う。
生きるも死ぬも無い。ただこの場所に私はずっといる。

あれから何回の冬を迎えるのだろうか。

今は赤い実が一羽の鳥を待っている。



関連記事
スポンサーサイト

COMMENT 0