万字炭鉱の軌跡

万字炭鉱(まんじたんこう)は、夕張の北側にある炭鉱群のひとつです。
当初は朝吹英二という人が所有していたそうですが、石炭の輸送の目途が立たなかったことなどから、明治36年(1903)1月に夕張で事業を展開していた北海道炭礦汽船株式会社が事業を引き継ぎました。
明治38年(1905)、朝吹家の家紋である「卍」にちなみ「万字炭鉱」と命名され、本格操業を開始しました。
大正3年(1914))には、万字軽便線(後の国鉄万字線)が開通し出炭量も増加しました。

ただ、万字炭鉱の弱点としては、脆弱な地質条件で出水量が多かったそうです。
最終的には、昭和51年(1976)の台風6号による出水事故のため主力坑道が水没し復旧できないまま閉山に至りました。

特に廃墟好きと言うわけではありませんが、万字駅の跡らしき場所へ行ってみました。
(※正確には夕張へ行く途中に寄り道した…)

最盛期には5千人を超えていたというこの町の人口も今では数百人とか…。
現在は岩見沢市栗沢町万字○○ですが、面白いのは町名の多さ。

万字曙町(マンジアケボノマチ)
万字旭町(マンジアサヒマチ)
万字大平(マンジオオタイラ)
万字寿町(マンジコトブキチョウ)
万字幸町(マンジサイワイチョウ)
万字巴町(マンジトモエチョウ)
万字仲町(マンジナカマチ)
万字錦町(マンジニシキマチ)
万字西原町(マンジニシハラマチ)
万字英町(マンジハナブサチョウ)
万字二見町(マンジフタミチョウ)
万字睦町(マンジムツミチョウ)

さて、カーナビには道路があるようなので、国道から北側へ降りてウロチョロしてると…。
(※万字曙町のようです。)

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おー何やら廃墟っぽいものがありました。

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なかなか良い風化具合です。

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細い道をさらに進みます…。

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分かりにくいですが「軟石」の壁が残っていました。

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渡るには怖すぎる橋もありました。

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少し広い道路に出ました。

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立派な橋が架けられていたけど、人の気配はありません。
しかし、昔の炭住らしき建物が点在していて、そこには生活感がありました。

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リアル~とか言いながらも、他人の家をのぞき見するような行為はいただけないので、なるべく個人情報感のない所を足早に…と言いますか車を走らせながら。。。

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モノクロにしてみると、今年の風景とは思えないかもしれませんね。

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ちなみに、万字炭山の周辺は「万字炭山森林公園」として整備されていて、選別場などのコンクリート構造物やズリ山があるそうなので、次回はそちらにも寄ってみようかと…。

そうそう、「NHK映像マップみちしる~新日本風土記アーカイブス~」に 「万字線」 がありましたよ。
昔の「国鉄万字線」の映像が見られます。

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