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北見ハッカ記念館 vol.4 ~薄荷蒸留館~

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過去記事は…。
北見ハッカ記念館 vol.1 ~建物と過去記事一覧~ :: 2014/11/14(Fri)
北見ハッカ記念館 vol.2 ~建物内観~ :: 2014/11/19(Wed)
・北見ハッカ記念館 vol.3 ~展示の品々と諸々話~ :: 2014/11/22(Sat)

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「北見ハッカ記念館」に隣接しているのが、「北見薄荷蒸溜館」です。
平成14年12月に竣工し、薄荷農家が共同で蒸留を行っていた歴史や作業工程などについて展示されています。
季節によっては、実際に薄荷の蒸留を体験できます。

過去の蒸溜器も展示されています。   

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・天水釜式蒸溜器(明治~大正時代にかけて使用)
 胴型(木製)の蒸し器の上に、冷却用に沢の水を利用した漏斗状の器を
 置いたのが特徴で、20貫目(約70kg)の草を蒸すことが出来ました。

・箱蒸籠型蒸溜器(大正~昭和初期にかけて使用)
 箱型に組んだ蒸し器を三層四層に組み上げて使用したため、約300kg
 もの草を入れることができるようになりました。しかし組み合わせる部分に
 隙間が生じ、そのメンテナンスにかなりの労力を要するようになりました。
 そして蒸気を取り出す蓋が平らであることが蒸溜の時間を長くしていきました。

・田中式薄荷蒸溜器(昭和5年~50年頃まで使用)
 田中式と呼ばれる蒸溜器は、従来の蒸溜器に比べて竃(かまど)の工夫と
 胴にかぶせた平蓋を円錐形(富士蓋)に改良、冷却器、分水器の改良で
 熱効率が飛躍的に増進し、蒸溜時間の短縮に成功しました。
 この評判が全国に知られるようになり、千葉県、茨城県、静岡県にとどまら
 ず、台湾、アメリカにまで買われるようになりました。

・ホクレンA式蒸溜器(鉄釜で昭和40~50年頃まで使用)
 木造である田中式から鉄製の蒸溜器に替わることによって、より機械が大型
 になり、それにつれて蒸気発生器も薪を使った釜から重油を使うボイラーへと
 替わり、より多くの草が蒸溜でき、蒸溜時間が短縮されました。

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はじめてこの場所に行った時に、「どちらから?」と聞かれ、旭川と答えると「北見の薄荷は旭川からやってきた…」。
そんなお話しを聞いて感激しました。
そうそう、その方が「ホクト」の苗をプレゼントしてくれたっけ。
もう何年も前のお話しですけど、今も枯れずに「ホクト」は自宅の庭にあります。

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