最低知っておきたい「JR車両の形式表示」 vol.1 ~機関車編~

長年のモヤモヤをスッキリさせたくて、こんな企画を考えてみました。
そもそもは、「モハ」とか「キハ」という暗号めいた文字の意味がキッカケですが、せっかくなので「最低知っておきたい」レベルで車両の全体像を…。

まず、大きな分類から見ると自ら動くものとそうで無いもの。
動くための動力による分類になると思います。

歴史的には、「蒸気機関車」が「電気機関車」や「ディーゼル機関車」になりますね。
もう一方は、自ら動く客車である「電車」や「気動車(ディーゼルカー)」があります。
それと、自らは動くことができない「客車」や「貨車」があります
こう考えると判りやすいと思います。

■ 蒸気機関車

SL=Steam Locomotive。蒸気の力で動く機関車という意味です。
古い型ではありますが「8620型(ハチロク)」や「9600型(キュウロク)」が晩期まで活躍しましたが、ここでは一般的に有名な、D51(デゴイチ)や、C62(シロクニ)のアルファベットについて覚えておきましょう。

過去記事に、 「蒸気機関車の軸配置 :: 2012/08/20(Mon)」があります。

最初のアルファベットは「動輪」の軸数を表しています。
蒸気機関車は、先輪・動輪・従輪の有無がありますが、横から見て駆動する動輪が3つあれば、上から見たら左右に2個ずつあるわけで、これを軸と表現します。

つまり、B=2軸・C=3軸・D=4軸・E=5軸…になります。

次の2桁の数字は…。
10~49(タンク機関車=機関車自体に石炭と水を積載。※ローカル線や短距離向き)
50~59(テンダ機関車=機関車の後ろに石炭と水を積んだ炭水車を連結。幹線・長距離向き )
60~62(テンダ機関車で従輪が2軸の軸重軽減型)


■ ディーゼル機関車

DL=Diesel Locomotives。ディーゼルの力で動く機関車という意味です。
非電化線区での牽引や、客車・貨車の入換作業にも使われます。

蒸気機関車の頭に、ディーゼル機関車の「D」が付いたと覚えると良いでしょう。
たとえばDEならば、Dがディーゼルで、Eが5軸になりますね。

次の2桁の数字は…。
10~49=最高速度85km/h以下。
50~89=最高速度85km/h以上。
※JR貨物は3桁のナンバーの車両を造っていますが、ここでは無視。


■ 電気機関車

EL=Electoric Locomotives。電気=モーターの力で動く機関車という意味です。

こちらも、蒸気機関車の頭に、電気機関車の「E」が付いたと覚えると良いでしょう。
たとえばEFならば、Eが電気機関車で、Fが6軸になりますね。

電気機関車はやや複雑になりまして、JR北海道は「交流車」JR四国は「直流車」のみですが、他は混在しています。

次の2桁の数字は…。
・最高速度85km/h以下
 10~29=直流(EF15・ED18…)
 30~39=交直流(現存なし)
 40~49=交流(現存なし)

・最高速度85km/h以上 
 50~69=直流(EF58・EF65・EF66…)
 70~79=交流(ED75・ED76・ED79…)
 80~89=交直流(EF81…)

※JR化後に開発・製造された形式
・直流専用 EF200・EF210・EH200
・交直両用 EF500・EH500・EF510

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