「ヘザー」のお話し



突然「ヘザー」と言われてもって感じですけど、イギリスの植物のお話です。
もっと NHKドキュメンタリー 「世界で一番美しい瞬間(とき) 荒れ地がヘザーの花で華やぐとき~スコットランド」と言う番組がありました。

10月14日(水)午後10時00分~午後10時49分
10月21日(水)午前8時00分~午前8時49分
※NHKオンデマンドで配信中

番組内容は…。
イギリス・スコットランドのオークニー諸島。荒涼とした大地に訪れる美しい瞬間は8月。ヘザーと呼ばれる花が一斉に咲き、一面紫色に染まります。ヘザーは痩せた土地に群生する背の低い植物で1年に数週間だけ小さくも華やかな花を咲かせます。荒地を彩り、蜂蜜を思わせる甘い香りが一面に広がる夏…。著名なスコッチウイスキーやハチミツなど芳じゅんな食文化ももたらしたヘザーが華やぐ瞬間を旅します。

放送が終わってからお知らせしたってですが、現時点で 「youtube」 にありました。

それはそれとして、ネットで色々探していましたら…。
有名な「地球の歩き方」のサイトで、グラスゴー特派員ブログというものがありました。
こちらは、まさに現地ならではのお話が載っていますので、興味のある方はご覧ください。

「イギリスの大地を赤紫に彩るヘザーの花」

ヘザー(Heather)とは、ヨーロッパやアフリカ原産のツツジ科の植物。ヘザーは何百種という多種に及ぶそうなのですが、イギリスに自生するへザーはヒザくらいの高さの藪になって大地を這い、夏のあいだ、こんなかわいい釣鐘(つりがね)型の花をつけます。

イギリス国内では、北イングランドとスコットランドのムーア(moor)、あるいは、ムーアランド(moorland)と呼ばれる酸性土壌で農耕にも適さず、牧草も育たない荒地で見られると言われていますが、南西イングランドの高地などでも見ることができます。こちらは、イングランド南西部デボン州(Devon)にあるダートムーア(Dartmoor)に出かけたときに見かけたヘザー…。

と言う感じで現地のリアルなリポートが写真とともに楽しめます。


さて、植物としての「ヘザー」についてです。
上記の特派員さんはチョット植物に詳しくないのかもしれませんが、ツツジ科の植物です。
ツツジ科は、APG植物分類体系では約125属4000種ほどの大きな科ですが、北海道ではツガザクラ属の「アオノツガザクラ」や「エゾノツガザクラ」なんかと花の感じは似ています。
そのツツジ科「カルーナ属」の一属一種であるのが「ヘザー」です。

原種は「カルーナ・ヴルガリス(Calluna vulgaris )」。
周北極から北アフリカまで自生する常緑低木で、西ヨーロッパの海岸線に特に多く、東カナダとアメリカで帰化しているそうです。

一属一種とは言え、亜種と言いますか個体差が多く様々な園芸種もあります。
葉色は、暗緑から明緑・灰・黄・オレンジ・赤まで幅広く、樹形は匍匐・直立もあり、開花時期も環境により変化し、花色は白から深紅色の一重や八重や蕾状の花もあるそうです。

自生地は泥炭地なので酸性土壌を好むと思います。
何より耐寒性は強く、逆に夏はといいますとネット情報ではそこそこ大丈夫なようです。

ちなみに、見た目が似ているヒース(エリカ属)ですが、ヨーロッパからカフカス・アフリカ東南部に分布。
ヨーロッパを中心とした地域には18種、南アフリカには約600種が分布しているとか…。
ダボエシア属には、アゾリカ・カンタブリカの2種があり、さらにアゾリカとカンタブリカとの交雑種であるスコティカ。

園芸的には学名はともかく、エリカ類と呼ばれているようなので注意が必要です。
英名ではエリカのことを「ヒース(heath)」、カルーナとダボエシアを「ヘザー(heather)」と分類していたり…。

どこかに売っているかと探したものの、「ヒース」だとなかなか無いものの、「カルーナ・ヴルガリス」だと腐るほど出てきました。(笑)
植物分類としては、カルーナ属はヴルガリスのみですが、品種間の交雑が容易なためその品種数は約1000種類だとか…。

ちなみに、カルーナ(Calluna)の名は「清掃する、浄化する」という意味のギリシャ語「kalluno」に由来するそうで、上記NHKの番組でもヒースの小枝を箒として使用したこと等が登場するシーンがありました。

シーンと言えば、「赤毛のアン」にも「ヒース」が登場するシーンがありますね。
アンが「ヒースはここにはないんじゃないの?」みたいなことを言って、ところが生えている場所を知ってる誰だったか友達…。
スコットランドの兵隊が種をこぼしていったような…。でしたっけ ?

さてさて、スコットランド最北地における「ヘザー」ですが、咲いている花から蜂蜜をとるのは解りやすいのですが、木々の育たない地にある「ヘザー」は長い年月をかけて堆積し、これをピート(泥炭)と言います。

現地では木が無いのですから、薪もありませんので、暖房もピートを乾燥させたものを燃やして暖をとります。
さらに、ヘザーの小枝は箒にしたり、敷き藁・染料・ロープ・籠…。

その他参考になりそうなサイトは…。

・岩手県滝沢市のホームページ
・「ヒースランドいわて」

信用のおける専門店のようなので、試験栽培用にいくつか欲しいです。(笑)

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