鮭の缶詰



過去記事に、「SEARCH TERMS (13 hits) : 缶詰」関連あります。

もしも、この世の中に冷蔵庫とか冷凍庫が無いとしたら、貴方の生活はどうなるのでしょう。
冷蔵庫分の部屋のスペースが少しは広くなるのでしょうが、その代わりに食品をストックするパントリーは必要不可欠になるかもしれませんね。

そもそも食品を保存するということは、人間にとって常に大きな進歩だったのかもしれません。

肉類でも魚類でも野菜類でも、まずは「干し」ですね。
そこに「塩の力」が加わったり、「燻煙(燻製)」により防腐効果が高まったり、さらに「漬け」の技術により様々な食材の長期保存が可能になりました。

金属の缶やガラス瓶の中に、食物を入れて密封し加熱殺菌して保存するという缶詰の原理は、1804年にフランス人のニコラ・アペールによって初めて考え出され、皇帝ナポレオンから12,000フランの賞金が与えられたそうです。

現在の缶詰の原型は、1810年イギリスでピーター・デュランによって発明され缶詰工場が誕生。1821年にはアメリカでも缶詰の製造が本格化し、特に南北戦争では軍用食料として缶詰の需要が急増したそうで、その数はなんと約4,000万缶。缶のひとつが高さ5㎝だとしたら200万m=2,000㎞ですね。

鮭缶工場が生まれたのは1824年スコットランドのアバディーンで、その後はカナダの大西洋岸を中心に鮭缶工場が次々と作られていくようになったそうで、大規模な投資とともに巨大企業へ変貌していきます。世界的に鮭缶工業が発達したのはアラスカ州で、20世紀半ばになると世界の生産量の2/3がアラスカ産だったそうです。

一方、日本の缶詰は1871(明治4)年に、長崎において松田雅典がフランス人の指導で、いわしの油漬缶詰を作ったのが始まりだそうですが、缶詰工場としては1877(明治10)年「北海道開拓使石狩缶詰所」の誕生が日本初になります。
過去記事に「開拓使 ~石狩缶詰所~」あります。

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↑北海道博物館の展示品

それにしても昔のラベルとかって味がありますよね。

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↑AKEBONO NGK SALMON(225g) 昭和 4年 東京 日魯漁業株式会社

古いものでは、明治10年頃のアンティークラベルが、資料提供(社)日本缶詰協会として、マルハニチロ株式会社のHPにあります。興味のある方は、「サーモンミュージアム(鮭のバーチャル博物館)」をご覧ください。

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