仏の世界 概略


三十三間堂「蓮華王院本堂」本尊千手観音像(湛慶作)@Wikipedia

ま~諸説ありますが…。と前置きしなくてはとてもじゃないけど書き切れません。
そもそも「仏」とは何か、「仏教」とは何か、「仏像」とは何か…。
そのような切り口では面白くもないし、今回はイメージ的な世界のお話です。

「般若心経」の中にある、「…舎利子。色不異空、空不異色、色即是空、空即是色。受・想・行・識亦復如是。舎利子…」、この「空」とか「色」の考え方と言いますか世界観と言いますか、「空」と「空間」は違いますが「仏」の大きさなどからはじめるとイメージしやすいかもしれません。

一番簡単なのは、本宮ひろ志の「雲にのる」を読む事。(笑) 

ま~、今回はどのような「仏」が存在しているとされるのか…、です。

■ 仏の概要
本来、「仏」とは、仏教における最高の存在であり、悟りを開いた者である仏陀(如来)とする(狭義の仏)。しかし後に、仏陀に準ずる存在で悟りを開こうと修行している菩薩、密教特有の尊である明王、天部の護法善神などを含めた、仏教の信仰、造像の対象となる尊格を、広義の解釈として「仏」と総称するようになった。

顕教と密教の相違、あるいは宗派の違いにより仏の用法は異なる事もある。

大乗仏教では多くの如来・仏が後に生み出された。たとえば「浄土三部経」の一つ『阿弥陀経』には、三千大千世界(全宇宙の意)に、ガンジス川の砂粒の数(恒河沙)ほどの仏があまねく存在することが説かれている。このように大乗経典では仏の名前を列挙した経典も多数存在する。

■ 如来部(「~仏」とよばれる場合もある)
・釈迦如来 (釈迦牟尼仏)
・薬師如来(薬師瑠璃光如来、薬師仏)
・阿弥陀如来(阿弥陀仏、無量寿仏、無量光仏)
・五智如来(金剛界五仏) 大日如来、阿閦如来、宝生如来、観自在王如来、空成就如来 …他。

■ 菩薩部
・金剛薩
・観音菩薩 聖観音、如意輪観音、十一面観音、千手観音、馬頭観音、准胝観音、不空羂索観音、六観音、三十三観音
・弥勒菩薩 …他。

■ 明王部
・五大明王 不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王
・愛染明王
・孔雀明王 …他。

■ 天部
・四天王  持国天、増長天、広目天、多聞天、兜跋毘沙門天
・帝釈天 ・弁才天 ・吉祥天 ・韋駄天 ・歓喜天 ・鬼子母神
・金剛力士(仁王) ・十二天 ・八大龍王 ・八部衆 ・十二神将
・二十八部衆 ・布袋 …他。

どうでしょう、聞いたことがある名前も多くあると思いますが、天界ではそれぞれに住む環境が違います。
↑の「千手観音」の正しい名前は「千手千眼観自在菩薩」で、千本の手がありその手の掌には目が付いています。
手は多くの人々に救済の手を差し伸べ、目は人々を教え導く知をあらわすとされています。広大無限の慈悲の心を持ち、観音の中でも功徳が大きく、観音の中の王という意味で「蓮華王」と呼ばれることもあります。

実際に千本の手を表現した仏像もありますが、「十一面四十二臂」とするものが一般的だそうで、四十二臂というのは胸前で合掌する2本の手を除いた40本の手が、それぞれ25の世界を救うという意味で、「25×40=1,000」。
仏教で言う「三界二十五有(う)」は、天上界から地獄まで25の世界があるという考えです。

三界(さんがい)は、欲界・色界・無色界の三つの世界で、凡夫が生死を繰り返しながら輪廻する世界を3つに分けたもの。欲界に十四有、色界に七有、無色界に四有があるとされています。ちなみに、仏陀はこの三界での輪廻から解脱しています。

・欲界。淫欲と食欲の2つの欲望にとらわれた有情の住む処。六欲天から人間界を含み、無間地獄までの世界。

・色界。欲界の2つの欲望は超越したが、物質的条件(色)にとらわれた有情が住む世界。この色界は4つ(四禅天)に分けられ、またそれを細かく18天(経典によっては17天または16天)に分ける。

・無色界。欲望も物質的条件も超越し、ただ精神作用にのみ住む世界。

ところで、仏の世界をもうひとつ判り易くイメージできるのは、「軍隊」です。「千手観音」は「阿修羅」や「金剛力士」などの「二十八部衆」を配下にしています。昔悪さをしていたものの帰依して仏になったようなのも居たりして…。

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